トランプ米大統領、TPP復帰検討を表明 「有利な協定になるなら」

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は25日、米CNBCテレビのインタビューで、離脱した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)について「かなり有利な協定にできるのなら、TPPを受け入れる」と述べ、米国が改めて協定に参加する用意があるとの考えを示した。復帰を検討する具体的な条件には言及しなかった。

 トランプ氏は「今のTPPはひどい協定だ」と従来の認識を改めて強調し、離脱を決めた昨年の政権の判断を擁護した。一方、TPP参加国との再交渉などを経て、現在の協定より望ましい条件が整うことを前提に、TPP復帰の可能性を示唆した。

 トランプ氏は昨年1月の大統領就任直後、公約通りTPP離脱を決めた。米国を除いた日本などの11カ国は、昨年11月の閣僚会合で協定内容に大筋合意。今月の首席交渉官会合で、3月に署名式を実施することで合意した。

 トランプ氏はインタビューで、通商問題をめぐっては「2国間の交渉が好ましい」と改めて述べた。米政権はこれまで、TPPや、気候変動に関する国際的枠組み「パリ協定」などの多国間協定に、敵対的な姿勢を示してきた経緯がある。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ