北朝鮮が平昌五輪に参加 ガゼータ・ルー(ロシア)「時間稼ぎに惑わされるな」「金正恩は『自国に有用な愚か者』と考えている」

【環球異見】

 北朝鮮寄りの立場をとっているロシアでは、2年1カ月ぶりに行われた南北当局者会談を好意的にとらえる報道が多かった。そうした中、リベラル派の電子新聞、ガゼータ・ルーは17日の論評で、北朝鮮の平昌五輪参加を南北対話の「成果」と考える楽観論を戒めた。

 論評はまず、北朝鮮が強く拒んだため、南北会談の議題に「核武装解除」の問題は入っていないと指摘。五輪参加は「世界的センセーション」と考えられているが、これを朝鮮半島の情勢正常化に向けた大きな前進だとみなすべきではない-と述べる。

 その上で、1992年からの核交渉について、「不首尾な討論が行われた間に、核兵器と大陸間弾道ミサイルが造られた」「成果はゼロだ」と断定。韓国の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一相が「粘り強く対話を続ける」と述べたことをとらえ、「さらに四半世紀、同様の話し合いを続け、同じような結果を得ることが可能だ」と警鐘を鳴らした。

 筆者は、国際社会が北朝鮮に「体制の保障」を約束したとしても、「金正恩(朝鮮労働党委員長)が核兵器を放棄することはない」と指摘。「北朝鮮の懐柔が交渉によって可能だと考えている人々について、金正恩は『自国に有用な愚か者』と考えているだろう。時間を稼ぎ、核戦力をさらに強化できるのだから」とも述べている。

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