北朝鮮が平昌五輪に参加 朝鮮日報(韓国)「北の狙いは制裁無力化と核認定」「平身低頭で顔色をうかがうばかり」と政府批判も

【環球異見】

 核・ミサイル開発の手を緩めない北朝鮮への国際的な圧力が強まる中、来月9日に開幕が迫った韓国・平昌五輪への北朝鮮の参加が土壇場で正式に決まった。入場行進は統一旗を掲げて韓国と合同で行うことになるなど、融和ムードも漂う。中国共産党機関紙は「五輪外交」の意義を強調するが、保守系の韓国紙は北朝鮮を迎える文在寅(ムン・ジェイン)政権の甘い現状認識を批判し、ロシアメディアも楽観論を戒めている。               

 平昌五輪への北朝鮮の参加について韓国の保守系紙は連日、北朝鮮の真意を疑う報道を展開。同時に北朝鮮に甘い文在寅政権への批判的な論調が続いている。

 朝鮮日報は社説で、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が五輪参加をめぐる南北対話で狙っているのは「自身への制裁の無力化と核保有を認めさせることだ」と断定。五輪開幕の前日を軍の創建記念日とし、軍事パレードを行い、「五輪と目と鼻の先で、金正恩が朝鮮半島の主役であることを世界に知らしめようとしている」と指摘した。同紙はさらに「五輪を利用した北朝鮮の傍若無人ぶりは度を超している」「五輪はわれわれ(北朝鮮)が救ってやったと言っている」と北朝鮮の態度を批判。「韓国国民が20年にわたり苦労して誘致し開催にこぎ着けた五輪までが拉致されるとの懸念が現実となり始めている」と警戒している。

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