北朝鮮が平昌五輪に参加 人民日報(中国)「半島の緊張緩和への願い表れ」 南北会談に懐疑的な見方を牽制

【環球異見】

 中国共産党機関紙、人民日報(海外版)は17日の論評で、北朝鮮の平昌五輪参加をめぐる南北会談について「両国が『五輪外交』を契機として接触と対話を行い、関係改善を進め、半島の緊張を和らげたいという願いの表れだ」と評価した。

 一方で論評は、米国が南北会談への支持を表明しつつ半島の非核化に向けて韓国に北朝鮮への圧力を強めるよう要求しており、北朝鮮側も強硬な態度をみせていると指摘。こうした「各国の複雑なシグナル」を前に、中国は国際社会の「団結の重要性」を訴えていると強調した。

 論評は「中国は半島情勢における積極的な変化を重視している」と南北会談の意義を強調した上で、「緊張緩和は放任ではなく、一方の肩を持つことでもない。対話と交渉を再開し、対立を最終的に解決するための条件をつくりだすことだ」と南北会談に懐疑的な見方を牽制(けんせい)した。

 「今回の緊張緩和がすぐに失われるものにすぎなければ、次に起こるのは緊張のエスカレートだ」。そう言及したのは人民日報系の環球時報の社説(10日)だ。米韓合同軍事演習の中断を五輪期間後も継続するよう訴え「ワシントンは北朝鮮が再び核・ミサイル実験を行わないためにある程度の妥協をすべきだ」と主張する。米韓が「この得難い状態」を継続させるための努力を払わないならば、「北朝鮮も一方的に譲ることは難しい」とその立場を代弁した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ