“お姫様”優遇…平昌は政治アピール五輪? KTX車窓には知られたくない“恥部”丸見え

韓国北東部の江陵へ到着した北朝鮮の玄松月氏(手前左)、奥は平昌冬季五輪のマスコット=21日(共同)

韓国北東部の江陵へ到着した北朝鮮の玄松月氏(手前左)、奥は平昌冬季五輪のマスコット=21日(共同)

 五輪競技女子アイスホッケーで北朝鮮選手と韓国選手の合同チーム結成を“選手不在”で決定するなど、文在寅(ムン・ジェイン)政権の北朝鮮に対する融和ぶりに「平昌五輪ではなく平壌五輪だ」との批判が渦巻いているのだ。前回大統領選に出馬した安哲秀(アン・チョルス)国民の党代表も「平壌五輪」の言葉を用いて従北ぶりを指弾するなど中道・保守派の反発は強い。

 元アイドル歌手の訪韓

 こうしたなか、南のへつらう姿勢を鮮明にしたのが“北のお姫様”こと玄氏の来韓だ。玄氏は「三池淵管弦楽団」の団長。韓国と北朝鮮が平昌冬季五輪を契機に合意した「協調」の一環として同管弦楽団の公演が決まり、その下準備で韓国北東部の江陵を訪れたのだ。

 韓国メディアなどによると、玄氏は1972年生まれ。95年に歌手デビューし、99年には「駿馬処女」という歌がヒットしたとされる。韓国内では、玄氏は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の元恋人との説もあった。2013年には北朝鮮の芸術家らが密かにポルノ動画を製作、摘発された「ポルノ事件」に関与したとして銃殺されたとの情報が流れたが、処刑どころか健在も健在。北のトップお抱えの楽団長として、韓国へ乗り込んできたのだ。

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