“お姫様”優遇…平昌は政治アピール五輪? KTX車窓には知られたくない“恥部”丸見え

2日、韓国大統領府での閣議で発言する文在寅大統領(聯合=共同)

2日、韓国大統領府での閣議で発言する文在寅大統領(聯合=共同)

 この要人の扱いに韓国政府は高速鉄道「KTX」を1編成貸し切りにするなどVIP扱い。さらに朝鮮日報(電子版)によると、政府(韓国統一部)が北朝鮮の要請を受け現場での取材を「統制」したという。少数社の代表取材としたうえ、その取材映像から玄氏の発言する場面や笑顔をカットしてメディアに配布したというのだ。同部報道官は、「(笑顔の場面や音声を不許可とするのは)北からの意向だと聞いている」と発言したあと、これを撤回したが、北朝鮮“代表”への待遇に地元メディアはあきれ気味だ。だが、韓国には他にも「知られたくない」ものがある。

 恥ずかしい素顔

 韓国は五輪開催の目的として、経済活性化寄与とともに「国家ブランド向上」を挙げてきた。その目玉の一つが高速鉄道「KTX」。五輪で各国観光客らに性能をアピールし、観光業の起爆剤としたいのだが、その「KTX」の車窓から、韓国の“恥部”が丸見えだというのだ。

 韓国の毎日経済新聞(電子版)などによると、首都ソウルから平昌行きのKTXが通過する龍山駅近くは、スラム街と化しているという。電柱の周りはゴミ捨て場となり、店舗は廃墟に。地元住民によると「10年前の再開発計画が頓挫したあと」に荒廃が進んだという。

 屋根に雨漏りの応急対策としてビニールシートが張られた老朽住宅が軒をつらね、風でシートが飛ばないよう古タイヤや石が重しとして置かれるなど、貧困世帯の象徴のような光景が広がる。なお悪いことに、遠景には「漢江トランプタワーなどの高層ビル群が見える」ため、KTXの車窓から現代韓国最大の欠点ともいえる貧富の格差がひと目でわかってしまう。

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