“お姫様”優遇…平昌は政治アピール五輪? KTX車窓には知られたくない“恥部”丸見え

玄松月氏の訪韓に反対し、北朝鮮国旗に火をつける韓国の保守派の市民ら=22日、ソウル(AP)

玄松月氏の訪韓に反対し、北朝鮮国旗に火をつける韓国の保守派の市民ら=22日、ソウル(AP)

 韓国テレビ局JTBCによると、当初はただの噂だった。ところが自由韓国党のスポークスマンが「国民を捜査している警察が、大韓民国の警察か? 北朝鮮国家安全保衛部の別働隊か」と捜査を既成事実化するような発言をして大騒ぎに。韓国ネット上では昨年11月の米トランプ大統領訪韓の際に、「左派が各地で星条旗を燃やした件はどうなのだ」との論争も出ている。

 こんな噂が広まるのも韓国側の北にへりくだる姿勢が原因ではある。選手団のユニフォームすら、胸に韓国国旗を付けたものを取りやめ、白地に青で朝鮮半島をあしらった「統一旗」の付いたものに変更。裏地には国歌の歌詞が記されていたが、それもなくすという気遣いぶりだ。これにも韓国保守派が反発の声をあげるなど、韓国内で保革対立が深まる中、北朝鮮は着々と軍事的措置を進めている。

 恐怖の前夜祭

 北朝鮮は、これまで4月25日だった「朝鮮人民軍創建日」を、突じょ2月8日に変更。平昌冬季五輪開幕(同9日)の前日に設定し、軍事パレードの兆候を見せている。米ジョンズ・ホプキンズ大の北朝鮮分析サイト「38ノース」は、平壌近辺に集結する軍用車両の衛星写真を公開しており、弾道ミサイルなどが登場するのはほぼ確実だ。平昌五輪を機会に核・ミサイル開発を凍結したり放棄するような動きは微塵もない。

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