“お姫様”優遇…平昌は政治アピール五輪? KTX車窓には知られたくない“恥部”丸見え

板門店の南北連絡チャンネルで、北朝鮮側と連絡を取る韓国政府関係者。壁紙画像を見るに、パソコンは2014年にサポートが終了したWindows XPのようだ(AP)

板門店の南北連絡チャンネルで、北朝鮮側と連絡を取る韓国政府関係者。壁紙画像を見るに、パソコンは2014年にサポートが終了したWindows XPのようだ(AP)

 昨年12月に「朝鮮半島に暗雲が迫っている」とノースカロライナ州の軍基地で演説したマティス米国防長官は今月15日、カナダでの外相会合関連の夕食会で「米国には(朝鮮半島有事の)作戦計画があり、準備もできている」と明言。英サンデータイムズは「北朝鮮の攻撃に備え英国人を韓国から避難させる計画を英軍が策定中」と報じるなど、国際社会では最悪の事態に備えた動きが進んでいる。

 備えは軍事関係部門だけではない。現地紙の京仁日報は、米国選手団が五輪選手村のある平昌ではなく、電車で2時間以上かかる仁川のホテルに宿泊すると報じた。報道が確かなら米選手団約700人は選手村には宿泊しないこととなる。ただ、警備が比較的容易になるという利点はある。

 1972年のミュンヘン五輪ではイスラエル選手11人がテロリストに殺害され、83年には北朝鮮によるラングーン廟爆破テロで韓国政府閣僚4人を含む多数が死亡している。金正男(キム・ジョンナム)氏が暗殺された件を踏まえれば、油断できる要素はない。中央日報(電子版)によれば、平昌五輪には米連邦捜査局(FBI)の対テロ要員30人が投入されるという。

 一方で米軍は爆撃機をグアムに集中させたうえ、強力な電子戦専用機「EC-131コンパスコール」を朝鮮半島に差し向けるなど、臨戦態勢を整えるべく着々と準備を進めている。“政治五輪”では、仮初めの平和しか得られないようだ。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ