平昌五輪 コーチが暴力、手続きミスで落選…「文大統領、助けて」

 【平昌=時吉達也】平昌五輪開幕を9日に控える中、開催国の韓国代表で出場選手をめぐるトラブルが相次いで表面化している。競技統括団体側の手続きの不備から、五輪出場が内定していた選手が直前になって不出場となる事態が続出。メダル候補に対するコーチの殴打事件も発覚し、金メダル8個、総合4位を目指す代表選手団に影を落としている。

 開会式を5日後に控えた4日午後。氷点下11度の式典会場付近で、左胸に韓国旗があしらわれた選手団公式ウェア姿の選手らと家族約20人が声を張り上げた。

 「大統領、助けてください」「選手を守れないスキー協会は自爆しろ」

 大韓スキー協会は1月25日、アルペンスキー競技の出場男女4選手を発表。代表に内定していた9人のうち、5人の落選が明らかになった。協会側は開催国枠などをめぐる見解について、国際スキー連盟側と相違があることを事前に把握していたが、選手側に伝えていなかった。同24日に開かれた代表選手の結団式に出席した選手もいた。

 この日のデモに参加した慶成顕(キョン・ソンヒョン)さんら3選手は「代表落ちは結団式の10分前に知人を通じて伝えられた。協会側からは何の説明もない」などと強調。デモの様子を伺っていた協会幹部は家族らから突き上げを受け、「最大の被害者が選手であるという点に深く共感する」と頭を下げて謝罪。出場枠の拡大を国際スキー連盟側に要求していると釈明した。

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