平昌五輪 記事が20行しか打てない… 極寒の会場ルポ 体感は氷点下20度、開会式に観客は耐えられるのか

 【平昌=時吉達也】平昌五輪の開会式は9日、3万5千人の観客を迎えて行われる。「歴代もっとも寒い五輪」(米タイム誌)との観測も出る中、2万人超を動員して行われた模擬開会式では直前まで観客が会場に入れないなどのトラブルも頻発した。体感温度が氷点下20度を下回る極寒に、観客は耐えられるのか。本番と同時刻の客席に座り、最終調整が続く舞台の様子を約1時間眺めてみた。

肌を刺す「刃風」

 午後8時、平昌五輪スタジアム。会場の最上段に設置された出場各国の旗が音を立ててはためく先に、風力発電用の風車が回転するのがみえる。強風が吹くことで有名なこの地域では気温に比べ、体感温度が大きく下がる。韓国気象庁のホームページで確認すると、それぞれ氷点下14・2度、同22・8度を記録していた。

 ももひき越しの膝を襲う刺すような強風は、韓国語の「刃風」という表現がぴったりだ。つま先に差し入れた使い捨てカイロから、熱は一切伝わってこない。

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