平昌五輪 正恩氏の妹、金与正氏を韓国に派遣 直系一族の訪韓は初

 【江陵=桜井紀雄】北朝鮮は7日、金(キム)正(ジョン)恩(ウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与(ヨ)正(ジョン)氏を9日の平昌五輪の開会式に高官代表団の一員として派遣すると韓国に通達した。韓国統一省が明らかにした。金日(イル)成(ソン)主席の直系親族の訪韓は初めて。与正氏は金委員長に直言でき、格別の影響力を持つとされ、金委員長のメッセージを韓国に伝える可能性もある。

 五輪開幕間際に最大の“外交カード”を切り、芸術団に続く7日の応援団やテコンドー演武団など計280人の韓国派遣と合わせ、一気に対話ムードを高めることで、文在寅政権を取り込む狙いがありそうだ。

 北朝鮮は、与正氏を党中央委員会の第1副部長と呼称した。金正恩政権の宣伝戦略に深く関わっているともされ、芸術団「三(サム)池(ジ)淵(ヨン)管弦楽団」が平壌を出発する際も見送りに姿を現した。

 北朝鮮は、対外的に元首の役割を担う金永(ヨン)南(ナム)最高人民会議常任委員長を高官団のトップにすることを明らかにしている。他に国家体育指導委員長の崔(チェ)輝(フィ)党副委員長と、五輪参加を決めた1月の南北閣僚級会談で首席代表を務めた祖国平和統一委員会の李(リ)善(ソン)権(グォン)委員長の派遣も韓国に伝えた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ