平昌五輪 ペンス米副大統領、北との接触可能性排除せず 圧力路線は不変

 ペンス米副大統領は7日の安倍晋三首相との会談後の記者会見で、北朝鮮を「ならず者国家」と呼び「北朝鮮への妥協は挑発を招くだけだ」と強調した。

 激しい言葉を浴びせたペンス氏だが、米代表団団長として乗り込む平昌五輪で注目されるのは、開会式の場で北朝鮮の金(キム)永(ヨン)南(ナム)・最高人民会議常任委員長ら高官代表団と接触するかどうかだ。

 トランプ政権は1月10日にペンス氏の開会式出席を正式発表して以降、現地でペンス氏と北朝鮮高官との会談は「設定されていないし予定もない」(米政権高官)と繰り返し表明していた。

 しかし、ペンス氏は5日、訪日に先立ち立ち寄ったアラスカ州の弾道ミサイル防衛施設で記者団に「私から(北朝鮮に)面会を要請していないが、どうなるか様子を見よう」と述べ、北朝鮮高官との接触の可能性を排除しなかった。

 米朝間で、「顔合わせ」に向けた調整が水面下で進められている可能性もある。

 ただ、米政権は仮に五輪の場で米朝接触が実現したとしても、北朝鮮に「核・弾道ミサイル開発の恒久的かつ全面的な放棄」(ペンス氏)を要求する立場は一切変わっていない。

 むしろ、日本を含む今回の一連の訪問でのペンス氏の役割は、北朝鮮との対話の糸口を探ることもさることながら、「融和攻勢」で韓国の文(ムン)在(ジェ)寅(イン)政権の切り崩しを図る北朝鮮に対抗し、北朝鮮の人権侵害や安全保障上の脅威を国際社会に強く訴えるとともに、日米韓による対北連携の緊密化を再確認することだ。

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