平昌五輪 中国、閉会式に引退間近の劉延東副首相を派遣へ

 中国が、2月25日に行われる平昌冬季五輪の閉会式に劉延東副首相を派遣することが9日までに、明らかになった。韓国の朝鮮日報などが伝えた。韓国の文在寅大統領は昨年5月に大統領に就任して以来、繰り返し中国の習近平国家主席に開閉会式への出席を要請してきたが、希望はかなわなかった。

 米ニューヨークに本部を置く中国語専門のテレビ局「新唐人」が韓国メディアの情報をもとに報じたところによると、文政権は、習氏が平昌五輪の開閉会式に出席すれば、北朝鮮はその間、核実験やミサイル発射などの挑発行為をせず、平昌五輪を成功裏に終えることができると考えていたという。

 そのため、文氏は2017年12月に訪中し、習氏に開会式への出席を要請した。しかし中国側は、習氏は出席を見送り、政権幹部を派遣すると通知。中国外務省は今年1月16日に、中国共産党最高指導部のメンバーで党序列7位の韓正・政治局常務委員を派遣すると発表した。

 開会式出席を断られた文氏は、その後習氏と電話会談した際に、今度は閉会式への出席を要請した。しかし、それも中国側に拒絶された。諦めきれない文氏は再び習氏に閉会式出席を打診。中国側からの回答を待っている間に、「中国が劉延東氏を閉会式に派遣することを決めた」との報道が流れた。

 韓国世論は韓氏の開会式出席が発表された際、米国がトランプ大統領ではなくペンス副大統領を派遣するため、習氏も自ら出席することを控え、韓氏を特別代表に指名したと考えていたようだ。

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