金正恩氏の妹ら北代表団が訪韓 文政権「最大級」もてなし、制裁もなし崩し

 【平昌=桜井紀雄】平昌五輪に合わせ、北朝鮮の金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(ヨジョン)氏や金永南(ヨンナム)最高人民会議常任委員長ら高官代表団が9日、専用機で空路、韓国入りし、五輪開会式に出席した。10日には、文(ムン)在寅(ジェイン)大統領と昼食会をともにし、11日まで滞在する。金日成(イルソン)主席の直系親族の訪韓は与正氏が初めて。

 趙(チョ)明均(ミョンギュン)統一相ら文政権の高官が仁川(インチョン)国際空港で出迎え、一行は高速鉄道KTXで平昌に移った。与正氏は開会式で、金永南氏とともに文氏のすぐ後ろの席に座り、満面の笑顔で文氏と握手した。対外的に元首の役割を担う金永南氏は、文氏が各国首脳を招いたレセプションにも出席した。

 文政権は「首脳級」としてもてなす方針だが、文氏が五輪を契機とした南北対話を最優先する中、実質、最重要の来賓として接することになりそうだ。

 特に与正氏は、正恩氏に直言できる数少ない存在とされ、韓国側には、メッセージが直接、正恩氏に伝わるとの期待感が強い。

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