金与正氏は兄の“目と耳” 金正恩氏、文政権の低姿勢をとことん利用か

 一方、同通信は、文氏に対する訪朝要請には触れていない。国内向けには、正恩氏が制裁圧力から逃れるため、韓国大統領を招請したわけでなく、過去2回の南北首脳会談同様、韓国側が膝を屈して訪朝した形を作るためとみられる。米国の反対などで失敗した場合、自分の権威を傷付けることなく、米韓に責任を転嫁することも可能だ。

 トランプ大統領は文氏との1月の電話会談で「南北対話が進んでいる間は、いかなる軍事的行動もない」と明言している。少なくとも文氏を対話に引き付けているうちは、米国からの攻撃を免れ、核・ミサイル開発の時間稼ぎをする“盾”に利用できると、正恩氏が踏んでいても不自然ではない。(江陵 桜井紀雄)

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