米大統領が軍事パレード指示 環球時報(中国)「戦争で力を誇示すれば不要」

 【環球異見】

 トランプ米大統領が首都ワシントンで大規模な軍事パレードを年内に行うよう国防総省に指示した。昨年パリで観覧したフランス革命記念日の軍事パレードに感銘したことがきっかけとされるが、装備の移送などに巨額の費用がかかり、米国内では否定的な意見が目立つ。中国紙は「力は戦争で誇示すればよく、パレードは必要がない」と冷笑的で、仏紙はマクロン外交の効果が「予想を超えた」と揶揄(やゆ)した。

 トランプ米大統領がワシントンで軍事パレードを実施するよう指示を出したことについて、中国共産党機関紙・人民日報系の環球時報(電子版)は8日、このニュースにより「米国の世論が不穏になった」などと伝えた。

 記事は「パレードの伝統がなかったため、トランプ氏の計画はすぐさま多くの政治家による批判を招いた」と米国内で“騒動”となっている状況を紹介する。米国内で軍事パレードが受け入れられていない理由については、「米国の歴史は長くなく、また大規模な侵略戦争を受けたこともない」ためだと分析してみせた。

 また、「米国は世界各地に多くの基地を持ち、常に小規模のパレードや祝賀イベントを行っている。さらに米国の空母や戦略爆撃機などが全世界で頻繁に活動しており、パレードによって実力を示す必要がない」と指摘する。

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