平昌五輪 「人間性も金メダル級」 ライバルたたえた小平奈緒を韓国メディア絶賛

 【江陵=時吉達也】スピードスケート女子500メートルで18日、優勝した小平奈緒が競技終了後、2位に終わった最大のライバル、李相花(イ・サンファ)に歩み寄り、健闘をたたえ合った姿が韓国内で感動を呼び、韓国メディアは「スポーツの力を見せつけた」などと大きく報じている。

 小平は金メダル確定後、涙を流す李に駆け寄って抱擁し、韓国語で「よくがんばった」と慰労。2人は「同じチームの選手が金、銀を獲得したかのよう」(中央日報電子版)に互いをたたえ、ともに場内の歓声に応えた。

 小平は直後の会見で、ソウルで開かれた過去のW杯で李を初めて破り、優勝した際のエピソードを披露。帰路を急ぐなか、李が空港までのタクシーを手配し料金を支払ってくれたと明かし、「悔しいはずなのに助けてくれた。人としても選手としても尊敬できる」と話した。李も「小平とのレースで嫌な気持ちになったことがない」と応じ、韓国経済(電子版)は「2人の友情にアイスリンクも溶けるほどだ」と伝えた。

 また、小平が五輪新記録を打ち立てた直後、歓声に沸く会場の日本人ファンらに対し、口元に指を当て静かにするよう求めたジェスチャーも話題に。直後の組で李が出走を控えていたことから「スタートに影響を与えないよう配慮した」と注目が集まり、各紙は「小平の人間性も金メダル級だ」とするネット上での評判を伝えた。

 李は自身のSNSに、小平が李の肩を抱いて韓国旗を手にとり、健闘をたたえる写真を掲載。「韓日戦に感動した」と記した。

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