平昌五輪 習近平氏の個人崇拝進むか 4年後の北京五輪は?

 25日の平昌五輪閉会式で中国・北京市の陳吉寧市長が五輪旗を受け取り、史上初の夏冬両方の五輪開催都市となる2022年の冬季大会に向けて動き始める。中国では25日に国家主席の任期延長に向けた憲法改正の動きが伝えられたが、北京冬季五輪の開催時期は習近平国家主席の2期目任期終了の直前。3期目を狙う習氏は自らの宣伝の場とし、個人崇拝を進めるのは必至だ。(北京 西見由章)

「五輪開催は国家の重大事」

 「素晴らしい、非凡な、卓越した冬季五輪を世界に提供しよう-習近平」

 北京市中心部から直線距離で約150キロ。スキーなど雪上競技の会場となる河北省張家口市崇礼区では習氏のスローガンが至る所に掲げられていた。習氏は昨年1月に自ら現地を視察し、地方政府幹部らに「五輪開催は国家の重大事だ」とげきを飛ばした。

 習指導部は威信を懸け、五輪開催に向けた準備を進めている。スキー場にほど近い選手村の建設予定地は、16年まで数千人の住民が暮らす集落だったが現在は一面が更地に。高速道路が建設される隣接の村もゴーストタウンとなった。

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