平昌五輪で「南北融和」演出も…分断の象徴・非武装地帯、北の“侵入路”・第3トンネルの生々しい現実

 25日に閉幕した平昌(ピョンチャン)冬季五輪。韓国と北朝鮮が統一旗を降りながら開会式で合同入場するなど融和ムードが演出されたが、「分断」は今も続いている。その象徴が、北緯38度線近くの非武装地帯(DMZ)。足を運ぶと、変わらぬ南北の「現実」があった。(原川真太郎、桑村朋)

脱北者の証言で発見、4つのトンネル

 ソウルから車で約1時間。韓国西北部の京畿道(キョンギド)・坡州(パジュ)にあるDMZに到着した。訪れた27日は五輪閉会式に出席し韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会談した北朝鮮の金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長が陸路で北に戻る日で、韓国軍の兵士に加えて大勢の警察官が周囲を警戒し、物々しい雰囲気に包まれていた。

 DMZは、軍事境界線を隔てて国連軍と北朝鮮軍が顔を合わせる「共同警備区域」の板門店(パンムンジョム)が有名だが、今回の目当ては、そこから南に数キロ離れた「第3トンネル」。DMZ付近には、北が韓国に侵入するため掘った4つのトンネルがあるが、このうち1つだ。

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