「隕石のような火の玉」「無限の射程距離」 “新兵器群”で浮かび上がるロシアの限界

【軍事ワールド】

ロシアが開発中の超音速飛翔滑空兵器「アバンガード」の能力を説明する画像。隕石のような火の玉となって標的に飛び、ミサイル防衛(MD)のエリアを迂回する様子を示している。プーチン氏が一般教書演説で公開した(AP)

ロシアが開発中の超音速飛翔滑空兵器「アバンガード」の能力を説明する画像。隕石のような火の玉となって標的に飛び、ミサイル防衛(MD)のエリアを迂回する様子を示している。プーチン氏が一般教書演説で公開した(AP)

 ロシアのプーチン大統領が1日、年次教書演説を行い、開発中の「驚異の新兵器群」を発表した。新型大陸間弾道ミサイル「サルマト」や、原子力エンジンで射程距離が無制限のステルス巡航ミサイルなどだ。だが米の専門家らの間には「使い古された技術」と一蹴する向きも。実際には新兵器というより、「より危険な兵器」との懸念が浮かび上がる。

 新兵器が続々?

 英BBC放送(電子版)などによると、大統領選前の重要な年次教書演説でプーチン氏が発表した新兵器は主に4種だった。

 最も脅威的なのは、大陸間弾道ミサイル「RS28サルマト」で、射程は11万キロ。通常の攻撃コースである北極経由はもちろん、南極経由でも欧米を攻撃できる射程を持ち、弾頭重量は100トン、核弾頭なら15個を搭載できるという。

 北極経由より圧倒的に長距離である南極経由の攻撃が可能になった。この意味するところは、弾道ミサイル防衛(MD)において「北から核ミサイルがくる」との想定に基づき北方方面に配備していたMDの迎撃ミサイルなどを、南側にも配備しなければ守りきれないということだ。

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