トランプ大統領、ティラーソン国務長官を解任 北朝鮮情勢で確執か

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は13日、ティラーソン国務長官を解任し、ポンペオ中央情報局(CIA)長官を後任に据える人事を発表した。5月までに実施される予定のトランプ氏と北朝鮮の金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長による米朝首脳会談や、各国との貿易交渉を前に、考え方が一致するポンペオ氏を据えて外交態勢を整える狙いがあるとみられる。

 トランプ氏は昨年10月、北朝鮮に「最大限の圧力」をかけている中で、ティラーソン氏が核・ミサイル問題の対話による解決を模索したことを「時間の無駄だ」と批判した。ティラーソン氏もトランプ氏の能力を疑問視する発言をしたと伝えられ、両者の確執が解任に発展するのは時間の問題とみられてきた。

 トランプ氏は13日午前、ホワイトハウスで記者団に解任を説明し、ティラーソン氏は自らと「異なる考え方をする」と述べた。米朝首脳会談に関しては、あくまでも自らの決断によるものだと強調した。

 ポンペオ氏はトランプ氏の最側近だ。トランプ氏に対し、CIA長官として日常的に直接、機密情報に関する状況説明をするだけでなく、内政課題に関しても相談に乗っている。トランプ氏は、ポンペオ氏とは考え方が一致していると強調するとともに、「彼とは相性が合う」と述べた。

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