中国政協主席に汪洋氏選出 反対票ゼロ 米国通の改革派、習氏との関係は良好

 【北京=西見由章】中国の国政助言機関、人民政治協商会議(政協)の第13期全国委員会第1回会議は14日、兪正声氏の後任の新主席に、共産党序列4位の汪洋政治局常務委員を選出した。投票総数2144票すべてが賛成で、反対と棄権はゼロだった。任期は5年。

 汪氏は2013年3月から経済・貿易担当の副首相を務めた米国通。昨年10月の党大会で最高指導部メンバーの政治局常務委員に昇格した。日本企業と関係の深い広東省トップの党委書記を務めたことから日本の財界にも知己が多い。

 政治的には穏健路線の改革派で、李克強首相と同じ中国共産主義青年団(共青団)出身。胡錦濤前国家主席の側近と呼ばれたが、習近平国家主席との関係は良好とされる。

 副主席の選出では初代香港行政長官の董建華氏、前長官の梁振英氏の再任が決まったほか、習氏に近い夏宝竜前浙江省党委書記が政協秘書長に選ばれた。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ