トルコ軍、シリア北西部の町包囲 アサド政権軍は東グータの6割奪還

 【カイロ=佐藤貴生】シリア北西部アフリン周辺で軍事作戦を展開するトルコ軍は13日、少数民族クルド人の民兵組織、人民防衛部隊(YPG)が拠点とするアフリン市街を包囲した。ロイター通信などが伝えた。トルコ軍は、YPGは自国の非合法クルド人武装組織と一体だとして、1月20日に越境し攻撃を行ってきた。

 トルコは、アフリンの東約100キロの町マンビジへも兵を進める方針を示唆している。マンビジには、YPGなどを支援する米軍特殊部隊も駐留しており、ともに北大西洋条約機構(NATO)加盟国である両国の溝が深まっている。

 トルコのチャブシオール外相は、米側とともにYPGをマンビジから排除することを望んでいるとし、米側と協力で合意できなければ独自の軍事作戦を継続する考えを示している。

 一方、戦闘が続くシリアの首都ダマスカス近郊の東グータ地区では13日、民間の負傷者や病人の一部が地区外へ退避した。アサド政権を支援するロシアと反体制派の合意に基づく措置。政権側は東グータの約6割を奪還し、空爆などを続けているが、反体制派は戦闘を続けるとしている。

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