トランプ政権 米、イラン核合意見直しめぐり欧州に追加措置要請

 【ベルリン=宮下日出男】トランプ米政権が求めるイラン核合意見直しをめぐり、米国と英仏独高官による協議が17日、ウィーンで行われた。米高官はイランの弾道ミサイル開発などへの追加措置が必要とし、合意堅持を目指す欧州側に対処を要請した。

 トランプ大統領は合意に「深刻な欠陥」があるとし、対イラン制裁再開の是非を次回判断する5月中旬までに、是正するよう欧州側に要求。制裁再開の場合、核合意は破棄となる。

 現地報道によると、米高官は必要な追加措置として、イランの核兵器取得阻止に向けた制限・監視の強化のほか、合意に含まれない弾道ミサイル開発、シリア内戦関与など中東を不安定化させる行動への対処を指摘。「(欧州側と)多くで一致するが、相違を埋めねばならない」と述べた。

 米国では核合意重視派のティラーソン国務長官が解任され、強硬派のポンペオ中央情報局(CIA)長官が後任に指名。協議への影響が懸念されている。

 一方、ロイター通信は17日、英仏独が弾道ミサイルなどに関連したイラン制裁を欧州連合(EU)に提案したと報道。米国の説得が狙いとされる。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ