トランプ氏がサウジの武器購入を歓迎 訪米中の皇太子と会談

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は20日、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子とホワイトハウスで会談し、イランの脅威に対抗するためサウジが最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD)」など米国からの兵器購入を拡大していることを歓迎した。トランプ氏は、イランを非難し、核合意を破棄する可能性も示唆した。

 ムハンマド皇太子の訪米は昨年6月に副皇太子から昇格してから初めてとなる。トランプ氏は会談に先立って記者団に、サウジがTHAADや軍用機を購入することで米国内で4万人以上の雇用が創出されるとして評価した。

 核合意に関しては、「イランでは多くの悪いことが起きている。何が起こるかはそのうち分かる」と語った。トランプ氏は核合意の見直しを求めており、イランへの制裁再開を決める期限の5月に破棄することも辞さない構えをみせる。

 一方、皇太子は「私たちは両国や全世界が直面する全ての脅威を取り除く」と述べた。トランプ氏と皇太子はイランへの圧力強化のほか、イエメン内戦やイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討作戦での協力について議論したとみられる。

 皇太子は米国に2週間余り滞在し、ワシントンのほかニューヨークやロサンゼルスなどを訪れる予定だ。

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