トランプ米大統領が不法移民協議終了を宣言 野党やメキシコに不満 NAFTA「やめる」

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領は1日、子供の頃に親と不法入国した若者の国外退去を免除する制度「DACA」による救済措置延長に関する野党・民主党との協議を終了するとツイッターで宣言した。メキシコ政府が不法移民や違法薬物の流入阻止に協力しなければ、再交渉中の北米自由貿易協定(NAFTA)を「やめる」とし、同国国境への「壁」建設も重ねて訴えた。

 米メディアによると、トランプ氏が好んで視聴する保守系のFOXニュースがホンジュラスなど中米の1千人以上が米国への亡命を求めてメキシコ国内を移動していると伝えた直後にトランプ氏の書き込みが始まっており、報道に影響された可能性がある。ツイッターでは「(メキシコとの国境は)より危険になっている。キャラバンが来ている」とも書いた。

 3月5日に期限を迎えたDACAは米連邦最高裁の判断により当面の存続が決まり、与野党で救済策を協議している。だが、トランプ氏は若者の救済の代わりに「壁」建設や厳格な移民政策を求めており、与野党協議は膠着(こうちゃく)状態にある。トランプ氏は1日、滞在先の南部フロリダ州で「民主党が大きなチャンスを台無しにした」と非難した。

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