トランプ米大統領、メキシコ国境に米軍派遣へ 「キャラバン」流入阻止に厳格措置

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は3日、バルト3国首脳との会談後の共同記者会見で、メキシコ国境を越えて流入する不法移民を阻止するため、国境での壁の建設が完了するまでの間、米軍部隊を国境一帯に配置する方針を明らかにした。

 トランプ氏は、大統領選の重要公約である「メキシコ国境での壁建設」が進まないことに不満を募らせる一方、メキシコ国内で現在、ホンジュラスなど出身の1000人以上の「キャラバン(旅の一団)」が米国への不法入国を目指して移動している問題に強い危機感を抱いているとされる。

 トランプ氏は3日朝、ツイッターで「キャラバンの国境接近を阻止せよ」と主張。この日の記者会見でも、メキシコ政府が越境阻止に動かなければ北米自由貿易協定(NAFTA)を破棄すると警告するなど厳格な姿勢を打ち出した。

 トランプ氏は、国境への軍派遣に関し「マティス国防長官と協議済み」と述べたが、詳細は明かさなかった。過去にはオバマ前大統領が約1200人、息子ブッシュ元大統領が約6000人の州兵部隊をメキシコ国境に派遣したことがある。

 トランプ氏による軍部隊の配置は、当面はキャラバンの国境到達をにらんだ措置とみられる。ただ、同氏が唱えるように「壁の建設完了」まで米軍を展開するとなると、大規模な部隊を長期間にわたり駐留させる事態も想定される。

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