韓国前大統領、朴槿恵被告に懲役24年判決 ソウル中央地裁

 【ソウル=桜井紀雄】友人の崔順実(チェ・スンシル)被告の国政介入事件に絡み、巨額の賄賂を受け取ったとする収賄罪などに問われた韓国前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告(66)にソウル中央地裁は6日、懲役24年、罰金180億ウォン(約18億円、求刑・懲役30年、罰金1185億ウォン)の判決を言い渡した。朴被告は昨秋から出廷拒否を続けており、6日も欠席した。

 金世潤(キム・セユン)裁判長は、大統領罷免の主因は「責任を放棄した被告にある」と指摘。「過ちを反省する姿勢を見せず、崔被告らに責任を転嫁した」とした上で「権力を乱用し、国政を混乱に陥れる不幸が繰り返されないよう、厳重な責任を問わざるを得ない」と述べた。

 判決は、テレビで生中継された。重大事件の1審・2審判決を中継できるよう昨年、規定が改定されてから初の事例となった。

 朴被告は、大企業に崔被告が実質支配した財団への出資を強要し、計約774億ウォンを集めたなどとして昨年4月に計18件の罪状で起訴された。地裁はこのうち、16件を有罪とみなした。サムスングループから乗馬選手だった崔被告の娘への支援金などとして計約433億ウォン相当の賄賂を受け取ったり、受け取ろうとした収賄罪については、約73億ウォン分だけを認定した。

 共謀を認定した崔被告に対する懲役20年などの1審判決を上回る形となった。

 朴被告は国選弁護人との接見も拒んでおり、控訴するかについて、弁護人は「どんな方法でも意思を確認したい」としている。

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