トランプ氏、TPP復帰検討を政権幹部に指示

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は12日、米議会議員らとの会合で、米国が昨年離脱を表明した環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への復帰を検討するよう、通商代表部(USTR)のライトハイザー代表とクドロー国家経済会議(NEC)委員長に指示した。同席した議員が明らかにした。

 トランプ氏は今年1月、スイス・ダボスの国際会議に際し、TPP復帰を検討する意向を表明。ウォルターズ大統領副報道官は今月12日の声明で、大統領は1月と同様の趣旨で「より有利な協定が交渉できるのかどうか見直すよう(政権幹部に)指示した」とした。

 会合に参加した共和党のサス上院議員(ネブラスカ州)は「よいニュースだ」との声明を発表。サス氏は「中国の不正に対抗する最善策は自由貿易を信じる、ほかの太平洋11カ国を率いることだ」と指摘した。

 ただ、トランプ政権で1月のTPP復帰検討の表明後、「再交渉に必要な準備作業は何ら進められていない」(米紙ウォールストリート・ジャーナル)とされ、トランプ氏の発言の真意は不明だ。

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