仏大統領、イラン核説得できず 米メディア「トランプ氏、離脱へ」

 【ワシントン=加納宏幸】フランスのマクロン大統領は25日、米議会上下両院合同会議で演説し、トランプ米大統領が破棄を示唆してきたイラン核合意を維持した上で弾道ミサイル開発の制限を含む「新たな包括合意」を目指すと述べ、残留を促した。トランプ氏との首脳会談でも同様の考えを伝えたが、マクロン氏は同日、米メディアに「トランプ氏は国内的な理由で離脱するとみている」と語り、説得は成功しなかったとの認識を示した。

 マクロン氏は、25年に一部の制限措置が切れる核合意に、▽25年以降の核開発▽弾道ミサイル開発活動▽イランの中東地域での軍事的な影響力-への制限を加えた「4本柱」を新合意としたい考えを示した。ロイター通信によると、核合意に加わっているロシアやイランは26日、再交渉に反対する考えを表明した。

 マクロン氏は演説で、「強い多国間主義に基づく21世紀の新世界秩序」を提唱し、トランプ政権が孤立主義や保護主義に陥らないように、くぎを刺した。温暖化対策の新たな国際的枠組み「パリ協定」への米国の復帰も呼びかけた。

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