米朝首脳会談 治安対策は万全 正男氏暗殺も「シンガポールなら起きなかった」 

 【シンガポール=吉村英輝】米朝首脳会談の開催地に決まったシンガポールは、北朝鮮にとり、東南アジアの活動拠点の一つとして長年活用してきた“土地勘”のある国だ。治安対策が何重にも施され、米国にとっても安心して会談を行える国といえる。

 またシンガポールは、15年1月に北朝鮮の外務次官と米国の元高官が非公式協議を開くなど、これまでも接触の場となってきた。

 「シンガポールでは未然に防がれていただろう」。昨年2月にマレーシアで起きた金正恩朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男氏暗殺事件について、日本の公安筋はこう振り返る。

 正男氏は、シンガポールにも出入国していたとされる。だが、同筋によると、国内に張り巡らされた監視カメラも駆使し、シンガポール治安当局が入国時点から、24時間体制で行動を監視して「泳がせていた」。他国の工作員も監視下にあるので、不穏な動きがあれば事前に察知される。そのため「米国も安心してシンガポールに北朝鮮対策を任せ、情報提供も受けている」(同筋)という。

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