トランプ政権、北の核兵器を米テネシー州に移送要求 アメとともにムチも強め…正恩氏はまたも中国に泣きつき…

 ドナルド・トランプ政権が、北朝鮮に突き付けた“武装解除”の手順が明らかになった。すべての核関連施設を開示させ、IAEA(国際原子力機関)などの全面査察を受け入れさせたうえで、早期に核兵器を米テネシー州に国外搬出するという。弾道ミサイルや、生物・化学兵器も廃棄させる。金正恩(キム・ジョンウン)政権は、核実験場廃棄を海外メディアに公開するが、その程度の「政治ショー」ではトランプ政権はだまされない。正恩氏や北朝鮮高官の相次ぐ中国詣では、トランプ政権の厳格要求に震え上がって泣きついたのか。6月12日の米朝首脳会談を見据えて、米国は「体制保証」というアメとともに、「完全非核化」へのムチも強めそうだ。 

 「すべての核兵器を取り除き、解体してテネシー州のオークリッジに移送することだ」「弾道ミサイル問題も交渉の議題に入っている」「生物・化学兵器についても考えなければならない」

 北朝鮮に「死に神」と恐れられる、ジョン・ボルトン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は13日、ABCテレビの報道番組で、こう述べた。

 オークリッジには、核兵器を保管・廃棄する国立施設が存在している。韓国紙「ハンギョレ」(日本語版)は15日、「米国が推進した秘密核開発プロジェクトだった『マンハッタン計画』の中心地」「米国がリビアから持ってきた核物質と関連装備を保管している」と報じた。

 北朝鮮の核廃棄にあたって、ボルトン氏は2003~04年に、リビアのカダフィ政権から大量破壊兵器放棄を勝ち取った「リビア方式」を提唱している。CIA(中央情報局)など情報機関主導によって、短期間で大量破壊兵器を海外搬出し、オークリッジに運んだ。「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化」(CVID)の成功例として知られている。

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