アンワル元副首相に恩赦 マレーシアの権力継承に曲折も

 マハティール氏は当面、ナジブ氏の公的資金流用疑惑の捜査を急ぎ、前政権の汚職を一掃する形で、ナジブ氏の権力基盤をたたき壊すとみられる。すでに、疑惑捜査を16年に終結させた法務長官を更迭、政府要職や政府系企業で退任や異動が相次いでいる。

 また、マハティール氏は16日の会見で、主要閣僚の名簿発表を再び延期した。与党連合の最大勢力でアンワル氏率いる、人民正義党(PKR)内では、内務、財務、国防の重要ポストが他の連立3党に回ったことで不満が募り、組閣が難航しているもようだ。

 与党各党幹部には、マハティール氏に投獄されるなどした恨みもある。マハティール氏は、アンワル氏の人気と指導力を活用しながら新政権を固めた上、アンワル氏に禅譲しても再び院政が揺るがないよう、権力基盤を再構築するものとみられる。

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