イスラム諸国ラマダン入り 復興祈るシリア人 テロ注意喚起も

 サウジアラビアやエジプトなど多くのイスラム諸国は17日、イスラム教の最も神聖な月、ラマダン(断食月)を迎えた。約4週間、病人らを除く信者は原則的に日の出から日没まで飲食や喫煙を絶つが、夕食は家族だんらんの時間となり、街は電飾などで祭りのような雰囲気に包まれる。

 エジプト首都カイロは16日夕、準備に追われる買い物客でにぎわっていた。7年前にシリア首都ダマスカスから避難し、香水店で働くフェラス・ムハンマドさん(28)は「シリアが以前のような街に復興することを祈りたい」と話した。

 一方、日本の外務省は、ラマダン前後には近年、世界中でテロが発生しているとして注意喚起。国際テロ組織アルカイダの指導者は、トランプ米政権のエルサレムへの在イスラエル米大使館移転を巡り、イスラム教徒にジハード(聖戦)での抵抗を要求している。

 ラマダンは月の満ち欠けを観測して決められる。イスラム暦は太陽暦より1年が約11日短いため、開始時期は毎年少しずつ早まる。(共同)

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