「国際法やマナーを踏みにじって恥じぬ」 福澤諭吉もサジ投げた中国

 米国防省は、中国が南シナ海の独占を謀り、国際法違反の人工海上軍事基地を次々と造成している蛮行を念頭に「地域を不安定化させている」と理由も明言した。

 リムパック参加拒絶を受けたワシントン訪問中の王毅外相の発言は、聴いている側が恥ずかしくなるほどだった。いわく-

 「極めて『非建設的』な行為だ」

 「(南シナ海で行っている造成は)防衛目的の『小規模な活動』に過ぎぬ」

 現状を良くしていこうとする姿勢に欠ける中国に『非建設的』と批判された米国防総省は、ハラを抱えたに違いない。南シナ海を軍事力で独占せんとする軍事行動を『小規模な活動』と表現する中国。『大規模な活動』を想像するだけでもゾッとする。

 米海軍主催のリムパックは2年に1回行われ、海上自衛隊を派遣する日本や英国・フランス・豪州など20カ国以上が参加表明している。中国は「信頼」醸成措置の一環として、中国を「信頼」するバラク・オバマ米政権下の2014年以降招待された。

 だが、「信頼」は毎回のごとく裏切られた。何しろ、初参加にして情報収集艦をハワイ沖に配置し、参加国は「軍事常識」を疑った。確かに、演習に参加する各国海軍は、諸外国海軍の艦艇が備える能力や海底地形などさまざまな情報について、演習を利用して集める。ただ、情報収集は米海軍に申請して受け入れられた参加艦艇の能力の範囲内で、「公然の秘密」として抑制的に行われる。無申請の情報収集艦配置は、米海軍や海自にケンカを売るに等しい。

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