ケリー首席補佐官も近く辞任? トランプ氏、明確に否定せず

 【ワシントン=黒瀬悦成】ケリー米大統領首席補佐官が近く辞任し、トランプ大統領がケリー氏の後任候補について周囲に助言を求めているとの観測が米メディアなどの間で広がっている。トランプ氏は6月29日、記者団に「二人の関係は良好だ」と述べ、後任探しの事実を否定したものの、「(辞任は)よくあることだ」と述べ、交代の可能性に含みを残した。

 ケリー氏はプリーバス前補佐官の後任として国土安全保障長官から現職に転じ、7月31日に就任1年を迎える。

 しかし、米紙ウオールストリート・ジャーナルなどによると、トランプ氏はケリー氏がホワイトハウスに集まる情報を自身に一元化し、トランプ氏と面会を希望する人物を制限したことに不満を募らせているほか、中間選挙に向けて国内政治に通じた人物を首席補佐官に据えるべきだと言い始めているという。

 一方、ケリー氏はトランプ氏が重要な政策決定で自身の意見を軽視するようになり、補佐官としての役割を果たせないとの思いを強めているとされ、トランプ氏が来月中旬に予定している北大西洋条約機構(NATO)首脳会議や米英、米露首脳会談の後にも辞任するとの見方が出ている。

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