台湾・慰安婦記念館でアンネ展 ホロコーストと同列視表現も

 【台北=田中靖人】台北の慰安婦記念館「阿●家(おばあちゃんの家)」で7日、「台湾初」というアンネ・フランク展が始まった。オランダ・アムステルダムの博物館「アンネ・フランクの家」が協力し台湾当局も助成する展示会だが、宣伝用リーフレットにナチスのホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)と慰安婦問題を同列視するかのような表現があり、波紋を広げそうだ。

 展示内容は、アンネの写真や一生を記したパネル、オブジェなど。記念館を運営する「台北市婦女救援基金会」が「アンネの家」から授権され、複製品を作成するなどした。

 リーフレットには「第二次大戦の欧州戦域のユダヤ人大虐殺と、太平洋戦域の日本軍による『慰安婦』への性暴力は人類・生命の最も悲痛な傷跡だ」と記されている。基金会によると、台湾の教育部(教育省に相当)の助成を受け約2万枚を印刷し、大手書店やタクシー会社、博物館などの文教施設に配布した。

 6日の開幕式展には、オランダとドイツの対台湾窓口機関の駐台代表らも出席した。基金会の黄淑玲董事長(会長)は、展示開始を7日にしたのは「(日中戦争の発端となった)81年前の7月7日の盧溝橋事件を知ってほしいからだ」とあいさつ。文化部(文化省)の陳登欽局長は「悲劇を繰り返さないため、多くの人に展示を見てほしい」と話した。

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