「一挙に解決するのは困難」と文在寅大統領 米朝首脳会談から1カ月

 【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領はシンガポール紙ストレーツ・タイムズとの書面インタビューで、米朝間の対立について「70年続いてきた問題であり、一挙に解決するのは困難だ」と主張、平和交渉は長期化するとの認識を示した。韓国大統領府が12日、インタビュー内容を公表した。

 文氏は4月の南北首脳会談で年内に宣言することで合意した朝鮮戦争の終戦宣言について「恒久的な平和定着過程を牽引(けんいん)する道しるべになる」と意義を強調。米韓合同軍事演習の中断に対しては、両国が「最近の北朝鮮の態度の変化を肯定的に評価しており、北朝鮮の関心事も考慮する必要があるとの認識で一致したため」だと説明した。

 一方、トランプ米大統領が言及した在韓米軍の撤収については「米韓同盟の問題であり、次元が違う。米朝の非核化協議で議論する問題ではない」と指摘。朝鮮半島の統一についても「南北関係が正常の軌道に乗ったのはわずか6カ月にすぎない。現時点では与えられた機会を生かし、南北関係の発展に注力する必要がある」などと述べるにとどめた。

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