米露首脳会談 トランプ氏は対話求め政策修正

 【ヘルシンキ=加納宏幸】トランプ米大統領はロシアのプーチン大統領を16日の首脳会談で大国の指導者として対等に扱い、同国の孤立化を目指す政策の修正を図った。相次ぎ権威主義的な指導者と交渉しているのは、「力による平和」を実現する強い大統領像を確立する狙いからだが、「敵」と味方である同盟国の境界線があいまいになる危うさもはらむ。

 「生産的な対話ができた。米国やロシアにとってだけでなく、世界にとって良いことだ」

 トランプ氏は会談後の共同記者会見で満足そうにこう語った。「最悪だった両国関係が今、変わる」とも宣言した。

 中国の習近平国家主席、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長に続きプーチン氏と本格的な会談をしたのは、核軍縮や、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討後を見据えたシリア内戦の政治的解決につなげられると判断したからだ。

 プーチン氏も共同記者会見で、15日にサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が終わったのを踏まえ、2026年にW杯を共催する米国のトランプ氏にサッカーボールを贈呈し、親密な関係を演出した。

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