トランプ氏の「選挙干渉なかった」発言に共和党から批判噴出

 【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領が16日の米露首脳会談後の共同記者会見でロシアのプーチン政権による2016年大統領選への干渉は「なかった」と発言したことに関し、議会共和党では同日、「ロシアへの利敵行為だ」として批判が噴出した。

 共和党の重鎮、マケイン上院議員は声明で記者会見について「米大統領による最も不名誉な振る舞いの一つだ」と酷評。「トランプ大統領はプーチン氏に立ち向かう能力がないだけでなく、その意思もないことが証明された」と指摘し、「首脳会談は悲劇的な失敗だった」と切り捨てた。

 マケイン氏の盟友であるグラム上院議員はツイッターで「トランプ氏はロシアに米大統領選に干渉した責任をとらせ、今後の選挙に関し(干渉しないよう)強く警告する機会を逸した」と述べた上で、トランプ氏の発言は「ロシアから弱さの表れと受け取られ、さらなる問題を引き起こすだろう」と警告した。

 コーカー上院外交委員長も院内で記者団に「トランプ氏は、米国が『だまされやすいカモ』にみえるようにしてしまった。失望した」と語り、議会としてロシアに厳しく対処していく方針を強調した。

 トランプ氏は17日午後、ホワイトハウスに議員らを招いて米露会談の成果について説明する予定だ。

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