トランプ氏、米EU首脳会談で「成果なければ」自動車関税発動を示唆

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は23日、欧州連合(EU)との貿易協議に関し、「成果が出せなければ欧州からの輸入車に何かをしなければならない」と述べた。25日のEUのユンケル欧州委員長との会談を控え、自動車・部品の輸入制限発動をほのめかし、EU側を牽制(けんせい)した形だ。欧州委が決めた米IT大手グーグルに対する制裁には米産業界も反発しており、トランプ氏も不信感を強めている。

 トランプ氏は23日のホワイトハウスでの演説で「工場や雇用が米国外に出ていくばかげた貿易」を批判。「米国の経済的屈服の時代は終わりだ」と宣言した。

 EUは先月、米鉄鋼輸入制限への報復関税を発動。米政権が検討中の輸入車関税にも報復する方針を表明した。これに対してトランプ氏はEUを「敵だ」とまで述べて、反発している。

 トランプ氏の“EU不信”に拍車をかけたのが、EUの競争法違反を理由に、グーグルに43億4千万ユーロ(約5600億円)の制裁金を科した欧州委の決定だ。トランプ氏は決定翌日の19日、ツイッターに「彼ら(EU)は米国を本当に食い物にしている」と書き込み、EUを批判した。

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