2018米中間選挙 有権者「不法移民、微妙な問題」アリゾナ州上院選、最大の争点

 アリゾナの女トランプ-。11月の米中間選挙で西部アリゾナ州から上院議員を目指す共和党のケリー・ワード元州上院議員(49)を地元メディアはこう呼ぶ。厳格な不法移民対策を訴える主張はトランプ大統領とうり二つだ。

 「私たちには『壁』が必要だ。国境をしっかり守らなければならない」。メキシコと国境を接するアリゾナ州では、今月28日に上院選の共和党候補を決める予備選が行われる。その小さな街マリコパでの4日の公開討論会でワード氏がトランプ氏の唱える国境への壁建設を訴えると、会場から大きな拍手が湧いた。

 州選出の同党のフレーク上院議員はトランプ氏の強硬な移民政策を批判してきたが、昨年10月に引退を表明。ワード氏はそれまで、トランプ氏からフレーク氏を倒す反主流派の役目を期待されていた人物だ。

 予備選には他に元空軍パイロットで穏健派とされるマーサ・マクサリー下院議員(52)、不法移民への厳格な取り締まりに絡み法廷侮辱罪で有罪となりながらトランプ氏から恩赦を得た「米国一タフな保安官」ことジョー・アルパイオ元保安官(86)も出馬しているが、討論会には来なかった。

 「人々の代表となるにはさまざまな政治思想を持つ人の質問に答えなければならないのに勇気がない」

 取材に応じたワード氏は欠席した他の候補を挑発した。地元テレビ局の調査ではマクサリー氏が他の2人に先行するが、ワード氏が徐々に差を詰めている。

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