辞任の黒人女性補佐官、トランプ氏との会話「暴露」 トランプ氏は「頭おかしい」ツイート

 【ワシントン=加納宏幸】トランプ米大統領の補佐官を務め、今年1月に辞任した黒人女性オマロサ・マニゴールト氏は13日のNBCテレビ番組で、ケリー首席補佐官から辞任を求められた後、トランプ氏と交わしたとする音声記録を公表した。マニゴールト氏による録音は、トランプ氏がケリー氏側から何も知らされていなかったとし、辞任を「望んでいない」と述べたとされる。

 これに対し、トランプ氏は同日、ツイッターでマニゴールト氏を「頭がおかしい」と批判するとともに、同氏が会議を何度も欠席するなど勤務態度が悪いことから、ホワイトハウスの他のスタッフからも嫌われていたと指摘した。

 マニゴールト氏は14日、ホワイトハウスで見聞きしたことの「暴露本」を出版する予定で、12日にはNBC番組で、同氏がホワイトハウスのシチュエーション・ルーム(作戦司令室)で録音したとする、ケリー氏から辞任を促された際の音声を再生した。

 作戦司令室は最高度の機密が保たれており、サンダース大統領報道官は「国家安全保障を軽視した行為であり、元ホワイトハウス職員(マニゴールト氏)の品性や誠実さの欠如が裏付けられた」と批判した。

 マニゴールト氏はトランプ氏が大統領就任前に司会を務めていた人気リアリティー番組の元出演者として知られ、トランプ氏が番組の収録時に黒人を差別する用語を使った録音が存在するとして、「人種差別主義者」だと批判している。

 また、マニゴールト氏は著書で、辞任後にトランプ氏の周辺から毎月1万5千ドル(約166万円)の「口止め料」支払いを提案されたが、拒否したことを明らかにするとされる。ホワイトハウスはマニゴールト氏の主張を否定している。

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