枝野幸男代表がサンダース上院議員と会談 「民主主義の回復」重要

 【ワシントン=加納宏幸】訪米中の立憲民主党の枝野幸男代表は13日、2016年大統領選でクリントン元国務長官と民主党候補指名を争ったサンダース上院議員とワシントンで会談し、格差問題のほか北朝鮮や中国の情勢をめぐって意見交換した。サンダース氏はトランプ政権を念頭に「世界的に民主主義が危機にある」との認識を示し、民主主義の回復が重要との認識で一致した。会談後、枝野氏が記者団に説明した。

 サンダース氏は大統領選で公立大学授業料無償化や国民皆保険を主張し、現在も2000年以降に成人した「ミレニアル世代」から根強い支持を受ける。枝野氏は会談に関し、「われわれも草の根の民主主義を標(ひょう)榜(ぼう)していると言って、意気投合した」と述べた。

 枝野氏はこの後、ワシントンの大学で講演し、日本でヘイトスピーチやLGBT(性的少数者)への差別が顕著になっていると指摘した。また、急激な格差拡大が社会にひずみをもたらしているとし、分配政策の推進、人権や環境問題などの「適切な規制強化」が必要だと強調した。

 さらに、北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向けた前進を図るため日本として平壌に連絡事務所を置くべきだと主張した。朝鮮半島の緊張緩和が進んだ場合には「在韓、在日米軍の役割について再検討が不可避となる」とも語った。

 枝野氏は15日までワシントンに滞在し、野党・民主党議員を中心に会談することにしている。

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