ポンペオ長官が訪朝、金正恩氏と2回目の米朝首脳会談を協議か

 【ソウル=桜井紀雄】ポンペオ米国務長官が7日、北朝鮮・平壌を訪れた。6月の米朝首脳会談で合意しながら膠着(こうちゃく)した非核化問題の打開に向けて金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長らと会談したとみられる。米朝双方が早期開催を目指す2回目の首脳会談の日程や開催場所で合意できたかが焦点だ。

 ポンペオ氏の訪朝は約3カ月ぶりで、4回目。金正恩氏は9月の文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領との会談やトランプ米大統領への書簡を通じて2回目の米朝首脳会談の早期実現に意欲を示しており、再会談に向けて進展が見込まれている。

 ただ、非核化措置をめぐって核物質や施設のリスト提出を求める米側に対して、北朝鮮は朝鮮戦争(1950~53年)の終戦宣言をはじめとした信頼醸成措置が先だとの立場を強調して隔たりが埋まらず、6月の首脳会談以降、目に見えた進展がないのが現実だ。

 北朝鮮側は、金正恩氏とトランプ氏の再会談まで、既に用意を表明した寧辺(ニョンビョン)の核施設廃棄など具体的措置を先送りする可能性もある。

 ポンペオ氏は訪朝に先立ち、2回目の首脳会談に関しても詳細な日時や進め方は詰め切れないと指摘し、予防線を張った。6日には、日本で安倍晋三首相らと面会し、訪朝時に日本人拉致問題についても提起する考えを示していた。

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