米朝首脳会談の早期開催で一致 ポンペオ米長官が文大統領に説明

 【ソウル=桜井紀雄】ポンペオ米国務長官が7日、北朝鮮を訪れ、金(キム)正恩(ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談した。その後、韓国に移り、面談した文(ムン)在寅(ジェイン)大統領に、2回目の米朝首脳会談をできるだけ早期に開催することで一致したと説明した。韓国大統領府が明らかにした。

 北朝鮮が取る非核化措置や米側の立ち会い、米国が取る相応の措置についても協議したという。東倉里(トンチャンリ)のミサイル発射台などの廃棄が議題に上がったもようだ。米朝が実務交渉団を立ち上げ、北朝鮮の非核化プロセスや2回目の米朝首脳会談の日程や場所を早期に協議することも決めた。

 ポンペオ氏はツイッターに「いい旅ができた。(6月の)首脳会談の合意を前進させていく」と投稿。文氏との面談では「北朝鮮と生産的対話をした。われわれがすべきことは多いが、きょうさらに一歩踏み出した」と語った。同行した米メディアによると、金正恩氏との会談は昼食を含め、約3時間半に及び、金正恩氏は昼食の席で「両国のよりよい未来を約束する、すてきな一日だ」と述べた。

 具体的非核化措置を求める米側に対し、北朝鮮は朝鮮戦争(1950~53年)の終戦宣言など信頼醸成措置が先だとの立場を堅持し対立してきた。ポンペオ氏の訪朝は4回目。同行した米高官は「前回よりよかった」としつつ、今後も「長い道のりになるだろう」と指摘。非核化をめぐる溝が埋まらなかったことをうかがわせた。8日に訪中し、中国政府高官と会談する。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ