米、サウジ記者失踪でも武器輸出に意欲 トランプ氏「米国が売らなければ中露から買う」

 【ワシントン=加納宏幸】サウジアラビアの反体制ジャーナリストがトルコのサウジ領事館に入ったまま行方不明になった問題で、トランプ米大統領は11日、米国がサウジと結んだ1100億ドル(約12兆円)相当の武器を輸出する合意を維持したいと強調した。ホワイトハウスで記者団の質問に答えた。

 サウジ政府がジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏の殺害に関わったと報じられており、米議会の超党派議員から同国への制裁発動を求める声が出ている。

 トランプ氏は武器輸出に関し、「もし米国が売らなければ、サウジはロシアや中国から購入するだろう。米国内の雇用が失われ、助けにはならない」と述べた。米議会には大統領が合意した武器輸出を止める権限があるが、トランプ氏は「他の手段」を見いだすべきだと主張した。

 上院外交委員会のコーカー委員長(共和)らはトランプ氏に対し、サウジ政府の行動を調査し、人権侵害を理由に外国政府高官に制裁を科す法律を適用するかどうか決めるよう要求。コーカー氏は11日、サウジによる殺害が明らかになれば、「首脳部」への制裁を科す必要があるとの認識を示した。

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