正恩氏の趣味を国民に強いる北「全国にバスケ熱風」

 【ソウル=桜井紀雄】北朝鮮の朝鮮労働党が幹部を含め、全国民に向けてバスケットボールの普及の徹底を図っている。22日までに党機関紙、労働新聞の記事を通じて「党はバスケを積極的に奨励し、全社会的にバスケ熱風を激しく巻き起こすことを要求している」とし、競技場や競技組織を整えるよう呼び掛けた。

 金正恩(キム・ジョンウン)党委員長は無類のバスケ愛好家で知られ、米プロバスケNBAの元スター選手、デニス・ロッドマン氏を度々北朝鮮に招いてきたほか、韓国や中国の選手団を今年、平壌に招請して親善試合を開催。今回の動きは最高指導者の趣味を国民に強いる“独裁体制”ぶりを改めて印象付けた。

 労働新聞は、バスケの発展・普及事業を「党が極めて重視している問題だ」とした上で、幹部らが先頭に立って競技に参加し、雰囲気を高めるべきだと主張。競技レベルを世界水準に引き上げることや、大衆化させるための事業を綿密に行うよう求めた。バスケを通じた鍛錬で「労働と国防に寄与する」とも説明した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ