トランプ氏、「壁」建設で野党と協議も席立つ

 【ワシントン=塩原永久】トランプ米大統領は9日、メキシコ国境の「壁」建設をめぐり議会の野党・民主党指導部とホワイトハウスで再会談した。トランプ氏が求める壁建設費の予算計上について、民主党は改めて拒否。4日の前回協議から進展がないまま短時間で終了した。

 トランプ氏は会談後、ツイッターで「まったく時間の無駄だった」と述べ、会談した民主党のペロシ下院議長やシューマー上院院内総務らを批判した。

 壁建設費をめぐる与野党の対立から新たな予算案の成立はめどが立たず、連邦政府機関の一部閉鎖が長期化している。9日の協議では、シューマー氏らが政府機関閉鎖を解除したうえで、国境警備の強化策について話し合うとしたが、トランプ氏が受け入れなかったという。シューマー氏はトランプ氏が「かんしゃく」を起こして席を立ったと説明した。

 トランプ氏は8日の国民に向けた演説で、国家非常事態を宣言して壁建設費を捻出する強硬策に言及しなかった。ただ、民主党との協議前、「望むなら、私には非常事態を宣言する絶対的な権限がある」と述べ、民主党に歩み寄りがみられなければ宣言を出す可能性を改めて示唆した。

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