レーダー照射で韓国、日本の対応への反応「無礼」「非紳士的」

 【ソウル=名村隆寛】韓国海軍駆逐艦による海上自衛隊哨戒機への火器管制レーダー照射をめぐり、韓国は日本政府がこの問題に抗議した当初から「日本の哨戒機を追跡する目的だったという事実はない」(韓国国防省)と主張してきた。

 自国の主張を裏付ける証拠について、韓国側は「誤解が生じぬよう追って説明する」といった対応に終始していたが、防衛省が当時の映像を公開したことで、「深い憂慮と遺憾を表明する」(同)と態度を硬化させた。また、「(北朝鮮船の)救助活動中の韓国軍に低空危険飛行したことに友邦として非常に失望する」と批判した。

 今月2日には、海自機の「低空威嚇飛行」の謝罪を求める声明を発表。「日本はこれ以上、事実の歪曲(わいきょく)を中断せねばならない」と訴えた。4日には日本側の主張に反論し、韓国側の正当性を訴える4分26秒の動画を公開し、8カ国語で世界に発信した。ただ、韓国海洋警察が撮影した部分はわずか10秒。韓国内でも「不十分」との批判が出た。

 日韓防衛当局間の実務者協議を受けた15日には「照射を裏付ける決定的な証拠が日本側から示されなかった」と主張。日本側がレーダー情報の相互開示を求めると「受け入れ困難で、非常に無礼な要求。強引な主張だ」と批判し、「非紳士的な行動を続けることに遺憾を表明する」と訴えた。

 防衛省が19日、「証拠公開」の方針を固めたときも「国際社会に誤った認識を与える」と反応した。

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